花と暦
やわらかな春風と明るい日差しに万物が清らかに明るく感じられる春の盛り。お花見の季節です。
「サクラ」の「サ」は「田」を意味する言葉。「クラ」は「坐」。神様が依座す場所という意味。
桜の開花は、山の神が里に降りてくる合図とされ、今でも農家では、桜の開花で田植えの時期を決める
ところもあるそうです。
3月20日(日)は春分の日です。この日を中日とし、前後三日間、計七日間が春のお彼岸となります。
春分の日は昼と夜の長さが同じになる日。この日は日本から見て真西に太陽が沈むことから、仏教でいう
「西方浄土」、「極楽浄土」につながっているとされ、亡くなった人を偲ぶ時期でもあります。
ご先祖や家族を思う時間、感謝やご縁を改めて感じる七日間でありますように。
お墓やご自宅で花や線香を供えたり、感謝の贈りものをされると、
春の彼岸のワークショップ
3月後半まで随時受付ております。
・花と暦のお話し
マッピングカードを使って 花と暦の関係を辿ります。
・桜の贈りものbox制作
桜ろうそく、さくら線香を添えた 彼岸にぴったりな
贈りものboxです。お供えや、感謝のしるしに、、、
立春を迎え、暦の上ではもう春です。
暖かくなるのはもうしばらく後のようですが、3月3日には上巳の節句がひかえています。
「上巳」とは、旧暦三月の最初の巳の日に、水辺で禊を行う風習からきています。
もともと日本には季節の変わり目に水で禊をし、ケガレを移した人形を川へ流すという
風習があったようです。桃の節句ともいわれるこの日、桃の匂いは魔を祓うとされています。
邪気を祓い、長寿をもたらすという神話も伝えられています。